就活を終え、最近は後輩たちのためのセミナーや相談を頻繁に受けています。
そういった場で話を聞いていると、同じ質問や悩みをよく聞きます。
学生からの声で特に多いのは、下の3つです。
- コンサルってどんなスキルが必要?面接は何を重視される?(資質)
- コンサルの仕事が全然イメージわかない。(仕事内容)
- ロジカルシンキングやフレームワークを身につけるには?(考え方)
これらの答えとして、個人的には本を沢山読むことをしました。
もちろんOB訪問などで直接話を聞くことも重要だと思いますが、コンサルタントと個人的なつながりをもっている人もそれほど多くないと思います。残念ながら、総合商社みたいに会社が推奨しているわけではないんですよね。もちろん個人的なコネクションをもっている人は最大限活用すべきだと思います。その時に、本を読んで予備知識をもって臨むと円滑なコミュニケーションに役立つかもしれません。
【コンサルタントに求められる資質】
採用基準
マッキンゼーで17年間働き、採用担当を努めた伊賀泰代さんの著書。就活生によくある”カン違い”を指摘し、真に求められるスキルとしてリーダーシップ、自頭、語学を挙げています。優秀な人材をセレクションし続けてきた採用担当の言葉は、外資コンサルを受ける人にとって必読の書であると言えるでしょう。
就職活動をしていると知らず知らずのうちに「有名企業に入ることが目的」になってしまいます。(事実、私もこの症状に陥っていたと思います。) 真に自分のやりたいことを選択した伊賀さんやマッキンゼーの卒業生たちの例は、自分の本当にやりたいことやキャリアをもう一度考えさせてくれるキッカケをくれます。
【コンサルタントの仕事内容】
マッキンゼー
マッキンゼーと聞いて、多くの人が思い浮かべることは
・最難関企業
・頭脳集団
などではないでしょうか?でも、そんなことはマッキンゼーの一面でしかないことに気づくでしょう。
私もこの本を読んで、「世界におけるマッキンゼーのポジションとはこんなに多岐にわたるのか!」と感銘を受けたことを覚えています。よくあるマッキンゼー本では自伝風にマッキンゼーを捉えていて、中々その全体像や、他のファームとの比較で見ることができません。一方この本は、ジャーナリストが中立的な立場(といっても少し偏っていると感じますが)でこの会社の良い点だけでなく、悪い点や過去の失敗についても言及してあります。会計士からスタートしたマッキンゼーが、多くの失敗を経て現在の世界的な成功を手にするまでの軌跡が書かれています。
イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
イシューからはじめよ、は私の考え方の基礎をひっくり返してしまった本の一つです。私の考え方は学校やテレビで勉強言うように「苦しいことでも続ければ報われる」という精神に固まっていましたが、この本ではそのやり方が非効率で決して報われない「犬の道」であることに気付かされます。
この本では「いかに楽をして成果を挙げるか?」のポイントを学ぶことができます。
限られた時間やリソースから最大限の成果を挙げる。これを達成するために必要なことは、結局「採用基準」で挙げられているリーダーシップなんだ、と気づいてすごく納得した覚えがあります。とにかく、何がイシューかを考えることはコンサル面接のグループディスカッションやケース問題でも不可欠なのです。この本は本当におすすめ。
自分が実際に読んだ本でオススメすると、結局マッキンゼーの本ばかりになってしまいました。
(別にマッキンゼーのファンではありませんよ。)BCGのものやA.T.カーニーの本も同じように好きなのですが、やはり就職活動の入り口に勧めるとすればこの3冊がベストです。
この本読んでおいて役に立ったよ!などの声を貰えると非常にうれしいです。
CIAO!
関連記事
0 件のコメント:
コメントを投稿